チベット難民の暮らしを追った映画「モゥモ チェンガ」の上映会が4月29日、宮城県丸森町の旧筆甫中体育館で開かれた。メガホンを取った岩佐寿弥監督(73)=東京都=の長女が同町在住という縁で地元の住民団体が企画、県内外の約220人が鑑賞した。
チベット語で「モゥモ」はおばあさん、「チェンガ」は満月という意味。映画では、チベット動乱(1959年)でネパールに逃れ、以来難民キャンプに暮らす1人の老婦人の日常を通じて、生活すべてに仏教信仰が根付くチベット人の暮らしぶりを淡々と描いた。
映画終盤では、チェンガおばあさんが、インド北部のダラムサラにいるチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ十四世に出会う旅に出掛ける。ようやく長年の念願がかなって法王の前に立ち、つぶやくように問い掛けた。
「チベットはいつ自由になるのでしょうか。何世代も外国に暮らすことを思うと心が痛みます」
上映後には講演会があり、岩佐監督は「チベット人は、こびたり、卑屈になったりすることを全く知らない民族...
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